今までのパーマのチオグリコール酸アンモニウムを還元剤としたパーマ1剤は、毛髪が傷みやすいという理由から、パーマ1剤の
還元剤はシスティンが主流になっていましたが、
チオグリコール酸やシスティンはPHが9前後のアルカリでないと、
パーマのかかりが弱いために、最近では弱酸性でパーマがかかる
システアミンがパーマの主流になっています
弱酸性だと毛髪は膨潤しないために、毛髪は傷み難いのですが、
毛髪によっては還元反応でダメージを受けて傷みます
又、システアミン塩酸塩のLD50(50%致死量)は1350mg/kgと、
毒性はさほど高くはありませんが、感作力が高いために、
手荒れやカブレが発症します
従来のパーマの還元・酸化のパーマ剤(液)は、アルカリ側で
パーマをかけるパーマ剤(液)は毛髪が傷み、弱酸性側で
パーマをかけるシステアミン塩酸塩のパーマ液はカブレを
発症するために、還元・酸化の化学反応に頼らない
パーマ液の開発が待望されていました