《その時に閃いたトリートメントパーマの発想》
◦パーマの1剤のアルカリで髪が膨潤して傷む!
◦髪が膨潤するのなら、パーマ1剤にトリートメント剤を配合して髪の中に
トリートメント剤を浸透させれば、パーマは最高のトリートメントになるという
発想でした。パーマ1剤の研究とトリートメント剤の研究のスタートでした
「トリートメントに応用の原点」
その当時、傷んだ髪をクリニックするためのトリートメントがアメリカで開発され
トリートメントの仕方の研究が、日本の美容界でも少しづつ始まりました
そして1番効果的だったのがスチーマーによる毛髪の膨潤です
斎藤がスチーマーを使ってトリートメントするより、パーマ1剤で髪が膨潤している時に
パーマ1剤と同時にトリートメント剤を髪に浸透させた方が効率的だという発想です
その当時、普通の美容師さんは失敗しないように練習をしてからお客様に施術して
いましたが、斎藤はお客様の髪を研究しながら、思い付いたらその場でお客様に
施術をしていました
◦失敗をしたらそのお客様は失客する
◦失敗をしたら悪い評判が立ち、店は潰れる!
◦だから本当に真剣でした
◦だから斎藤の美容室は不便な田舎にあるにもかかわらず、遠くから予約でパーマの
お客様が口コミで来店するようになりました
「クリニックパーマシステムの研究開発」
パーマはどんなに良質のパーマ剤を使っても必ず髪が傷みます
パーマ1剤にトリートメント剤を配合しても、髪はダメージを受けて傷みます
そこで斎藤が研究したのは、髪は髪質によってパーマ1剤の反応時間が異なるという事です
斎藤はお客様の髪質を健康毛、乾燥毛、脂性毛に分類して、それぞれの反応時間を
研究しました
又、お客様の髪質を柔らかい髪、普通の髪、硬い髪に分けて、それぞれの反応時間を
研究しました
そこで斎藤が知りたかったのは、キューティクルと髪の硬さの関係でした
髪はキューティクルによってパーマ1剤のアルカリと還元剤から守られています
キューティクルが厚くしっかりしていればパーマ1剤は髪に浸透しません
しかしパーマはかかりません
それとは反対にキューティクルが薄かったり、ダメージを受けて開いていると
パーマ1剤は瞬時に髪に浸透してパーマはかかります
しかし、パーマ2剤で中和するのに時間を置き過ぎるとオーバータイムと言う
パーマ1剤の過剰反応で最悪のケースでは髪が溶けてしまいます
そこで斎藤は髪質とパーマ1剤の関係を研究したくて、お客様にパーマをかける度に
お客様の髪質をデーターに取って髪質別にパーマ1剤の反応時間を判定しました