2018.11.11
パーマではないパーム・ド・ミミの初めての講習会を、
静岡の池田美容学校で開催しましたが、開発者の私が、
理論と実技を全て担当すれば成功したのですが、
美容師さんたちがモデルになってパーマをかけだして、
問題が山積みで課題が残った講習会でした。
スタートの5分位はパーム・ド・ミミの特徴を語れました
この時は、パーマとは全く違うパーム・ド・ミミを解説し始めましたが、セミナーがスタートしたのは20時30分です。美容師さんたちはそれまでサロンで仕事をしていて疲れています。私も終わってから車で約4時間かけて横浜に帰らなければならず、つい「実技はみなさんにお任せします」と言ってしまいました。
そこで美容師さんの3人がモデルになり、一人の男性美容師さんは自分のロングヘアにパーマをかけだして・・・つまり4人が同時にパーマをかけました。
パーム・ド・ミミは、スタイリングローションを少量塗布してから、コームスルーを丁寧にしてワインディングをしないと、手触りのいいカールにパーマがかからないのですが、その部分を伝えることが不十分だったので、私が語っているような結果にはなりませんでした。
スタッフは積極的にワインディングをしてくれたのですが、モデルさんのカットスタイルは、サッスーンのブラントカットだったのと、ワインディングスタイルがモデルになってくれた美容師さんの求めているスタイルと違ったので、毛先ワンカールのスタイルにパーマがかかりました。
パーム・ド・ミミのパーマは、シャンプーをした後手ぐしでセットが出来る、完全なセットスタイルです。
そのためには、カットもセットスタイルにカットをしなければならず、ワアインディングもセットスタイルに巻かなければなりません。
ところが今回の講習会では、サッスーンのブラントカットにパーマをかける、私の意図とは全く違うスタイルで講習会が進行してしまいました。
そこで反省です。
次回の講習会から、理論的な解説から実技まで全部人に任せず、私が一人で美容師さんたちに教え伝えようと実確をしました。
唯一私が満足できて、モデルになってくれたマネージャーが、感動してくれたことは、私が始めから終わりまで施術したからです。
マネージャーのヘアスタイルは4cm~5cmのオールパーパスでカットされていて、髪が細くその上かなり少ない髪(私もそうですが)でしたので、このスタイルは参加した美容師さんには無理だと思い、私がワインディングをしました。
細い髪で毛量が少なく、しかも短いマネージャーの髪を、ワインディングするのは大変でしたが、「念」を入れてワインディングをしました。
そしてロッドを外してからシャンプーをした後の髪をマネージャーが触って「ワー凄い、髪が柔らかい。ボリュームが出ているよ」と喜んでくれました。
後日池田理事長には、今度はワインディングも一から勉強しましようと、次からの講習会へ向けての打ち合わせをしました。
お問い合わせ、資料の請求、セミナー予約はこちらから
TEL:044-948-9349
商品の注文はこちらから
TEL:044-948-9399
2018.5.29
静岡の池田美容学校の池田理事長は、かねがね手入れの楽なパーマ、
セットの楽なセットレスパーマが本来のパーマだと、
自らセットのいらないパーマシステムを考案していましたが、
最新のパーマのパーム・ド・ミミを知り友喜美粧に視察に来ました。
最新のパーマのパーム・ド・ミミを紹介する前に
HPのバナーから「最新のパーマのパーム・ド・ミミ」のページを見て頂き、
パーム・ド・ミミというパーマがどういうタイプのパーマか、
今までのパーマとまったく違うところを理解して頂き、
パーム・ド・ミミの特長や1剤の塗布の仕方などのプロセスを座学で解説をしました。
友喜美粧のシニアのショートレイヤーにパーム・ド・ミミでパーマをかけている現場を体験しました
初めてパーム・ド・ミミでパーマをかけた
お客様のロッドを外す所を一緒に外して頂き、
ロッドの太さと、パーマのかかり具合、
そしてロッドアウト直後の髪の感触等、
今迄のパーマとの違いを体験して頂きました。
パーム・ド・ミミは、ロッドを外した後、
髪の表面に残留しているケラチンを取り去る為に、必ずシャンプーをします。
パーマだとロッドアウト直後にシャンプーをすると、パーマは取れてしまいますが、
パーム・ド・ミミはツルコリのテストをしてからシャンプーをする為に、
キレイなカールがキープしています。
ドライヤーで簡単に乾かした後、指で仕上ました。
自然なおしゃれなスタイルに仕上りました。
佳史さんがモデルになり、トップのみ部分的にパーマをかけました。
「トップにどれくらいボリュームが出るか見てみたい」
という理事長夫人のリクエストで、
佳史さんにモデルになってもらい
トップのみパーム・ド・ミミでパーマをかけました。
佳史さんはツンツンスタイルにする為に
ハードタイプのスプレーで固めていました。
パーマだとスプレーを取り去る為に必ずシャンプーをしますが、
パーム・ド・ミミは浸透力がいいので、
スプレーが付いている上から1剤を塗布しました。
スプレーが付いていたので1剤は15分かかりましたが、
しっかりボリュームが出てパーマがかかりました。
シャンプー後、自然乾燥で仕上げました。
シャンプー後のスタイルです。
ロッドアウトした、そのままのスタイルです。
理事長夫人が最後まで疑問に思っていたのが、
シスチン結合を切らないでパーマがかかることの他に、
塩結合や水素結合とは、どう係わってくるのか、、、という事でしたが、
水で水素結合を切ってセットをする、セットの理論を解説して納得して頂きました。
パーム・ド・ミミは、シリコーンが付いた髪、
ハードスプレーが付いた髪でもシャンプーをしないで
1剤が毛髪に浸透する、世界で初めてのパーマですから、
初めてパーム・ド・ミミを体験する美容師さんは、
今迄のパーマの常識とまったく違うパーム・ド・ミミを体験した時、
何から何まで戸惑う事ばかりだと思います。
しかし、見る事・体験する事は全て事実なのです。
パーム・ド・ミミは、
2018.5.14
最新のパーマのパーム・ド・ミミは、パーマではないパーマの為に、
パーマと同じロッドで巻くと、セットと同じセットスタイルにパーマがかかり、
パーマがかからないダメージ毛にもパーマがかかるので、
サンプルを使った美容師さんから注目されています。
友喜美粧へ京都と大阪から「ミミ」のパーマを勉強しに来ました。
☆京都・フミトータルビューティーサロン 越村先生 他3名
フミトータルビューティーサロンは
30年前に京都でオーツーパーマのセミナーを開催した時からのオーツーサロンです。
それ以来、スーパーケラチンやα・β・ピエテ等のパーマ、
そして、かぶれないカラーのシュミエルやベーシックカラーをメニュー化している美容室です。
2代目の越村先生は斎藤のセミナーに熱心に参加し、
不定期ですが横浜の友喜美粧や斎藤の研究所に熱心に勉強に来られています。
今回は、ピエテに興味を持っている知名先生をお連れして、
ピエテとパーム・ド・ミミを勉強しに友喜美粧に来ました。
ロングヘアーの両サイドをピエテでかけ、バックをパーム・ド・ミミでかけました。
ピエテはシリコーン除去をしないと1剤が浸透しないために、
ピエテでかける両サイドのみ、シリコーン除去剤のPTMでシリコーン除去をしてから、
その後アロマADでシャンプーをして、
その後で乾かしてから、両サイドにピエテの1剤を塗布して、
バックをパーム・ド・ミミの1剤を少量塗布してからワィンディングをしました。
ピエテもパーム・ド・ミミも
ケラチンタンパク質のタンパク変性で
パーマがかかるパーマです。
両方のパーマ共にパーマのかかる原理がまったく同じなので、
スティックを止めず、キャップもしないで
このまま自然放置で10分置いて2剤を付けます。
ロッドを外してシャンプーをするのも、ピエテとパーム・ド・ミミ共に同じです。
ピエテとパーム・ド・ミミは、
パーマのかかる原理はまったく同じですが、
ピエテのみシリコーン除去をしないと1剤が浸透しないので、
ピエテでかける両サイドのみ
PTMでシリコーン除去をしましたが、1剤を塗布した後は、
ピエテとパーム・ド・ミミのパーマのかかる原理は
まったく同じなので、ピエテもパーム・ド・ミミも
同じ太さのロッドで巻いて、同じ様にパーマがかかりました。
しかし、今回初めてピエテのパーマを体験した知名先生は、
『パーム・ド・ミミの方が髪に芯が入った様に感じます』
とケラチンが髪の中でカールになった事を感じていました。
越村先生がモデルになり、パーム・ド・ミミを体験しました。
ピエテとパーム・ド・ミミでロングスタイルにパーマをかけた後、
越村先生のショートスタイルをパーム・ド・ミミでパーマをかけました。
1)パーム・ド・ミミはシャンプー無しでパーマがかけられます。
2)髪にシリコーンが残留していても、シリコーン除去をしないでパーマがかけられます。
3)ショートスタイルだったら、セットの様にパーマをかける時、
サイドやネープを巻かなくても、自然なスタイルに仕上ります。
1~3のパーマとはまったく違うパーマのかかり方の為に、越村先生にモデルになって頂き、
ワィンディングは、初めてピエテとパーム・ド・ミミを体験した知名先生にパーマをかけてもらいました。
ベースを厚く取り2回転のロッドで
ワィンディングをしました。
このまま何もしないで10分自然放置をした後、
テストをして2剤を塗布して15分後にロッドを外しました。
2回転のロッドでセットの様なカールでパーマがかかりました。
ふんわりと、ゆるふわにパーマがかかりました。
ロッドを細いロッドにすれば、
パーマと同じようなカールでパーマがかかりますが、
セットと同じ様なパーマを望むのなら、
このくらいのかかり具合が丁度いいようです。
この後シャンプーをします。
ドライヤーで簡単にブローをした後、天使のしずくスタイリングローションで仕上ました。
ドライヤーで乾かした後、
天使のしずくで少し湿り気を与えた後、指を入れると、
自然なスタイルに仕上ります。
パーム・ド・ミミは
1剤と2剤を使う・ロッドを巻くというプロセスから、
どうしてもパーマと比較してしまいますが、
1剤のケラチンタンパク質でカールを付けて、
2剤の固定剤でカールを固定するプロセスは、
シスチン結合をまったく切らないために、
どんなに傷んだダメージ毛にも
安心してパーマがかけられる最新のパーマです。
真範研究所・友喜美粧は、パーム・ド・ミミの素晴しさを理解して頂く為に
今後共、パーム・ド・ミミの研修を受け入れます。
2018.5.7
2018年3月20日(火)
千葉県松戸市の代理店「ピュアネス」の福井社長と、「hair エムドゥ」の早人先生は、
ヘアカラーのアレルギーやパーマの安全性について常々話しをしていました。
そこで福井社長は真範研究所のHPの開発者紹介を見て、
斎藤なら早人先生の疑問や不安に答えてくれるのではないかと、真範研究所に勉強に来ました。
斎藤はオーツーパーマのシステムを開発した
美容師ですが、パーマとカラーを同時にする時に
生じるアレルギーから頭皮を守る為に
頭皮保護ローションのフロムカラーを開発した後、
美容師さんの手荒れを改善する為の
シルラクリームを開発してアレルギー関連の
クリームや抗炎症クリームの特許を何種類も
取得している美容師です。
又、美容師として初めて全国病院学会で
大勢の医療関係者を前にして「美容師の手荒れ」という
テーマで講演をしている美容師でもあります。
そんな斎藤が早人先生の疑問や質問に
明解に即答して行くうちに、
早人先生のお客様との対応に
自信を付けて頂けたと思います。
約2時間と短い滞在でしたが、早人先生は
「今日来て本当に良かったです。アレルギーの様々な話しを聞いて、
今までのわだかまりが無くなりスッキリしました。」
と喜んでいられました。
アレルギーの話しが一段落したところで、
斎藤は今、美容師さんに一番知って欲しい、理解をして欲しいと思っている、
ケラチンタンパク質の変性作用でパーマをかける最新のパーマの話しをしたところ、
早人先生は是非使ってみたいとパーム・ド・ミミに強い興味を持ってくれました。
又、福井社長も
「これは楽しみですね。さっそく美容室の先生達に紹介します。」
と言っていました。
2018.1.26
2017年11月28日(火)
トリートメントでパーマをかけるピエテは面白い、このパーマを美容室でメニュー化すると、
お客様に喜んでもらえると確信をした牧社長はトリートメントのパーマのピエテを紹介したい
サロン様3名と真範研究所にピエテパーマの勉強に来ました。
斉藤の話しを真剣に聞く牧社長と美容師さん
・サロンドグラース
オーナー 大和久先生
スタッフ 米倉さん
モデル 石井さん
トリートメントパーマの講習会の内容
11:30~13:00 真範研究所の研修室で理論講習
14:00~16:00 友喜美粧でトリートメントパーマのピエテの体験
牧社長とサロンの先生は元々オーツーパーマの熱心な信奉者でした。
その為に、斉藤はオーツーパーマは何故今でも人気のパーマなのか・・・・・・
オーツーパーマはどうしてオーツー独自の柔らかな手触りのパーマなのかという事を解説しながら、
斉藤は突然、
斉藤 : 「私は、オーツーパーマは大嫌いですよ!・・・・」
サロン様 : 「え~、嘘でしょう・・・・・」
斉藤 : 「オーツーはパーマの薬がいい分ではなく、
パーマ1剤とトリートメントを1対1で混ぜるシステムがいいのです。
・・・・しかし、今さらオーツーじゃないですよね笑・・・・
この斉藤は元祖のトリートメントパーマのオーツーパーマを台無しにした言葉に、
牧社長と大和久先生はビックリしていました。
パーマ1剤とトリートメントを混ぜてワィンディングをする、
オーツーパーマのシステムは斉藤の特許です。
一般的にトリートメントはパーマをかける前の前処理のトリートメントと、
パーマをかけた後の後処理のトリートメントがパーマのトリートメントですが、
斉藤が40年以上前にトリートメントパーマのオーツーパーマを考案した時、
パーマ1剤にトリートメントを配合すると、
トリートメントは毛髪の内部に効率良く浸透すると考えて、オーツーパーマを発表しました。
ところが最近になってトリートメントはパーマの前後に使われるようになりました。
斉藤は電子顕微鏡で撮影した毛小皮の構造の写真を使って、
パーマやカラーそしてトリートメントが毛髪の内部に浸透して行く様子を解説して、
ピエテのパーマで一番重要な『何故シリコーン除去をしなければいならないか』を解説しました。
毛髪に浸透するカラーやトリートメントの有効成分の分子量は400前後迄です。
有効成分は毛小皮と毛小皮の間の細胞膜複合体(CMC)の
10オングストロームの隙間を通って毛髪に浸透します。
ピエテの高分子ケラチンの分子量は高分子の10000ですから、通常では毛髪に浸透しませんが、
ピエテの成分のチオやシスによって高分子のケラチンも毛髪に浸透しますが、
毛髪の表面にシリコーンが付いていると、高分子ケラチンはシリコーンの膜によって毛髪に浸透しません。
その為にPTMというシリコーン除去トリートメントでシリコーンを除去してから
ピエテでパーマをかけるのです。
その後、講習会場をアンテナショップの友喜美粧に移動して、スタッフの石井さんがモデルになって、トリートメントパーマのピエテを体験しました。
トリートメントでパーマをかけるピエテの技術は、
友喜美粧の堀金純子ディレクターが担当しました。
堀金は斉藤の下で
28年クリニックパーマ・トリートメントパーマを
学んでいるベテラン美容師の一人ですが、
その時は予約のお客様が入っていなかったので、
今回の担当になりました。
さあ、始めます
まずはシリコーン除去からスタートです。
堀金はモデルの石井さんの髪を見て
『凄く傷んでいますから、本当はシニアのパーマ用に開発しているパーム・ド・ミミの方が
この髪には最適なんですが、今回はピエテを勉強するのが目的ですから、
シリコーン除去からスタートします。』
と言ってシリコーン除去をしました。
石井さんはシリコーン除去をしている写真で判るように
超ダメージ毛のロングヘアでした。
その為にビビリ毛のトリートメントのFixAで
プレトリートメントをしてから
ピエテを塗布してワィンディングをしました。
美容師さんは頻繁にパーマのモデルをしている為に
髪のダメージは「超」と言える程凄く傷んでいて、
小さなウェーブでパーマもかかっていました。
ワィンディングが終った後は
スティックを止めないで、キャップもしないで
自然放置で7分置きました。
トリートメントパーマのピエテはノーキャップで自然放置です。
ピエテはワィンディングが終った後は
キャップをしないでノーキャップです。
その後、2剤は1度付けで25分自然放置をします。
その間に堀金が技術者の立場で
ピエテの不思議な話しを披露していました。
放置時間の合間にピエテを解説しました。
マスクの女性が堀金です。
トリートメントでパーマをかけるトリートメントパーマのピエテにビックリ!!
大和久先生 : 「前に私がピエテでパーマをかけた時と全然違います・・・
手触りも凄くいいです。素敵!・・・・」
は~い、終わりましたよ~
皆さんお疲れ様でした。
モデルの石井さんにも喜んで頂けたし、
大和久先生も今日は来て良かったと喜んで頂けました。
明日からピエテのメニュー化に向けて頑張りますと、自信に満ちた顔で帰られました。
牧社長も米倉さんもいい勉強になりましたと言ってくれました。
友喜美粧の技術者 堀金純子